子供があっという間に片付けてくれる!おもちゃの収納術
こんにちは。おもちゃの片付け講師の”すずのり”です。
私はもともと片付けられないママ、家はモノだらけの汚家でした。
しかし家の建て替えをキッカケに片付けを学び、モノで溢れた汚家を片付け、さらに子供の成長と共にどんどん増えるおもちゃとも戦ってきました。
その結果おもちゃは片付けられたのですが、次に発生したのが『子供が片付けてくれない問題!』
片付け本やネットの情報を参考に子供が片付けやすいおもちゃ収納を実践していたのですが、子供は全然片付けてくれなかったのです。
「なぜ片付けてくれないの?ママはあなたたちが片付けやすいように本に書いてある通り種類ごとに分けてラベリングしているのに…。」
と悩みなぜ片付けてくれないのか考えました。
そこで気付いたのです!
私は情報ばかり見ていて我が子を全く見ていなかったことに!
片付け本やネットの情報で良いと言われるおもちゃ収納をせっせと実践していましたが、子供にとって片付けやすい収納かどうかを考えていなかったのです。
それに気付いてからは娘達をじっくり観察して子供が一番片付けやすいおもちゃ収納を研究。
その結果、今でははどんなに散らかしても5分で片付けられるようになりました!
そこで本日は私が試行錯誤して編み出した『子供があっという間に片付けてくれる!おもちゃ収納術』をご紹介します。
ポイント
一番のポイントは子供の気持ちになって考えた収納です。
皆さんのお家はお子さん目線の収納ですか?ママ目線の収納ですか?
種類別に分けない・ラベリングしない
多くのママは種類ごとに分けてラベリングする収納が子供が片付けやすい収納だと思っています。
では種類ごとに分けてラベリングしているママに質問です。
子供は片付けやすそうですか?毎日片付けてくれますか?
おそらく片付けてくれないと思います。
なぜ種類別に片付けさせたいの?
なぜママは種類ごとに分けた方が良いと思うのでしょうか?
それは片付け本やネットの情報に書いてあるから。種類ごとに分けてラベリングすると子供が片付けやすい、と書いてあるからだと思います。
でもそれは本当にお子さんにとって片付けやすいですか?お子さんの気持ちを考えていますか?
子供は片付けは面倒なだけ
私は子供達を観察して気付いたのは『子供にとって片付けは面倒なだけ』ということ。
お子さんに片付けをさせる場面を思い出してみてください。
お子さんは楽しく遊んでいる。でもママは買い物に行かなくてはいけない、夕飯の時間だから、といったママの都合で「片付けて!」と言われてしまいます。
すると今まで楽しく遊んでいた至福の時を急に奪われた子供は「片付けはなんて面倒臭い!嫌い!」と思ってしまうでしょう。
このように子供にとって片付けは面倒なだけなんです。
そんな面倒な片付けなのに、さらに追い打ちをかけるように『種類別にちゃんと分けなさい』と言われるとどうでしょう?
子供は片付けが本当に嫌になってしまい、やらなくなってしまいます。
種類ごとに分けるはママもストレス
ママはおもちゃ箱に「ぬいぐるみ」「つみき」「リカちゃんセット」などとラベリングして種類ごとに片付けさせようとします。
でもお子さんはその通りに入れていますか?
ラベル通りに入っていないのを見てイライラしたことありませんか?
つい「なんで分けてくれないの!ちゃんと片付けて!」と子供に言ってませんか?
もしくはママが子供が間違えて入れたおもちゃをラベル通りに入れ替えていませんか?
この全てがストレスではないですか?
私はストレスでした。
ラベルの貼り換えが大変
私もおもちゃ箱にラベリングしたり写真を貼っていました。
でも子供が小さいころはおもちゃの種類の変化が激しいです。
1カ月もすると新しいおもちゃが加わり、その度にラベルや写真を貼り変えていました。
でもだんだん貼り変えが面倒になり種類が変わってもラベルはそのまま…。
それを見るたびに「いつか変えないと」と思ったり、できない自分にモヤモヤしたり、なんで私は本やSNSのママのように綺麗にラベリングできないんだろう、と落ち込んでいました。
このようにラベリングして種類ごとに分けて片付けさせるということは子供にもママにもとてもストレスです。
これが一番片付けやすい収納!
種類ごとに分けてラベリングしているのに片付けてくれない我が子を見ながら「子供にとって一番片付けやすい収納はなんだろう?」と考え子供をじっくり観察しました。
そこで気付きました!
種類ごとに分けない、ラベリングもしない『なんでもかんでもまとめて入れるザックリ収納』が子供にとって一番片付けやすいということに。
さっそく『ザックリ収納』に変更。すると子供はスムーズに片付けてくれるようになりました!
粘土などは『ザックリ分ける』収納で
基本的にはなんでもかんでもまとめて箱に入れてOKですが、どうしても分ける必要があるおもちゃがあります。
例えば粘土、折り紙、ぬり絵などの紙類、パズルなどは我が家も分けて収納していました。
ただしここもザックリ収納。ザックリ分ける収納!
粘土は色分けして袋に入れる、なんてしません。全色一緒に保存袋に入れる。
ぬり絵やお絵かき帳などの紙類はおもちゃ棚の上段を『紙類』をまとめて収納するスペースと決め、ここにザックリ収納すればOK。
おもちゃは細かいモノが多く、それを全部分けて収納していたらきりがありません。
また、前述にも書きましたが子供にとって細かく分けて片付けるのはストレスです。
分ける必要があるおもちゃも『ザックリ分ける収納』で子供もママもストレス無く片付けられます。
保育園、幼稚園、児童館はラベリングが有効
保育園幼稚園や児童館では種類ごとにラベリングしています。
なぜなら保育園幼稚園は大勢の子供が一斉に遊んだり片付けたりします。なので種類ごとにラベリングすることが有効です。
児童館などの遊ぶ施設も初めて施設に来るお子さんのために、そして管理しやすいように種類ごとにラベリングします。
綺麗に片付けられなくなるのが心配
種類ごとに分けない、ザックリ収納する、そんな片付け方だと将来綺麗に片付けられなくなってしまうのでは?
と心配するママもいらっしゃるでしょう。
大丈夫です、安心してください!
綺麗に片付けられるようになります。
幼いころは片づけ習慣を身に着ける時期
ここからはなぜ綺麗に片付けられるようになるか説明します。
保育園幼稚園の時期は片付け習慣を身に着ける時期です。
自分で遊んだおもちゃは自分で片付ける。これは当たり前のことですが毎日続けないと身に付きません。
では面倒臭い片付けを毎日続けるには?
それは子供にとって一番片付けやすい収納にしてあげること。それが種類ごとに分けない、ザックリ収納です。
片付け方を簡単にしてあげて毎日続けることで片付けが身に付きます。
綺麗に片付けたい!気持ちが芽生える
片付け方を簡単にしてあげて、おもちゃの片付けが身に付き毎日の習慣になると、とっても良い効果があるんです。
それは子供の心に「綺麗に片付けたい!」という気持ちが芽生えてくるんです!
すると自分から進んで綺麗に並べたり、どうしたら作業しやすい収納になるか工夫するようになるんです。
(我が家の子供達が自分でディスプレイしました)
このようにおもちゃの片付けを身に着け習慣にすると「どうしたら綺麗に見えるか?どうしたら使いやすくなるか?」を自分で考えらるようになります。
おもちゃの片付けを通りて『子供が自分で考え行動できる人になる』これが私が本当に伝えたいことなのです!
細かいおもちゃが見つからなくて困る!
「私がザックリ収納にすると子供が片付けやすいですよ。」と言うと
「細かいおもちゃが見つからないときはどうするんですか?いつもおもちゃが見つからなくて子供がぐずります。」と質問をいただきます。
そこで細かいおもちゃが見つからない問題を解決する記事を書きました。
以上が『子供が一番片付けやすいおもちゃ収納法』でした。
実は他にもご紹介したかったのですが長くなるのでこちらも別の記事で紹介します。
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おもちゃの片付け講師・お支度ボード講師。
整理収納アドバイザー・整理収納教育士。
2人の小学生のママ。埼玉県在住。
元オンワード樫山デザイナー。
パーソナルスタイリストとして起業。
同時期に片付けサポートも開始。
2020年1月おもちゃ専門の片付け講師の活動開始。
2021年3月お支度ボード講師の活動開始。
訪問サポート、オンラインサポート、講座合わせて120件以上の実績。