子どものおもちゃ片付け方|量を減らして習慣化するコツ
2025年8月31日追記
こちらの記事は2021年に書いたものですが、おもちゃの片付け方の基本は今も昔も変わりません。
この方法で、わが子も片付け上手に成長しました。
片付けでお困りのママに、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
また、片付けのコツをより分かりやすく学べる動画講座もご用意しています。
動画なら実際の手順がイメージしやすくなりますので、ぜひご活用ください。
はじめに
「おもちゃが多すぎて片付かない」「子どもが全然片付けてくれない」そんな悩みを持つママはとても多いです。
実は、おもちゃの片付けには大きく分けて 2つのポイント があります。
それは “量を減らすこと” と “毎日の片付けを習慣化すること”。
この2つを正しく取り入れることで、子どもは片付けがしやすくなり、自然と自分でできるようになっていきます。
この記事では、
- おもちゃの量を減らす具体的な方法
- 子どもに片付けを習慣化させるコツ
を実例を交えて分かりやすく紹介します。
おもちゃの片付けは2種類ある
- 大量のおもちゃを適正量に減らす片付け
- 毎日の片付け
まずは①「大量のおもちゃを適正量に減らす片付け」から説明します。
①大量のおもちゃを適正量に減らす片付け
多くのママが悩むのは「おもちゃが多すぎて片付かない」こと。
部屋いっぱいに広がり、収納もギュウギュウ。これでは子どもが片付けられるはずがありません。
そんなときに必要なのが、まず量を減らす片付けです。
片付ける手順
手順① 収納から全部出す
おもちゃ箱や棚、押入や物置きのおもちゃを全部出します。
理想は家中のおもちゃを全部一箇所に集めることですが、片付けが苦手な方には大変です。
おすすめは「一箱ずつ」「棚の一段ずつ」など、狭い範囲から始めることです。
我が家のおもちゃ棚を例に説明します。
※一箱の中身を全部出します↓
➁3グループに仕分ける
- 子どものお気に入り
- 迷うもの
- 捨てるもの
この3グループに仕分けます。
③元の場所に戻す
「子どものお気に入り」のおもちゃだけを元の場所に戻しましょう。
このときはきれいに収納しなくてもOK。とにかく戻すだけで大丈夫です。
②迷うものはレジ袋にまとめていれておきます。③捨てるものは、捨てます。
この作業を家にある全てのおもちゃ箱、おもちゃ棚、おもちゃスペースで行います。
これが仕分けです。
まずは家中の全てのおもちゃを①②③の手順で仕分けを終わらせてください。
これを知らないママが多い!
実は、家中のおもちゃをすべて①②③の手順で仕分け終わらせることを知らないママがとても多いんです。
よくあるのが、一箱仕分けが終わった段階で収納を決めてしまうこと。
でもその後、別の箱を仕分けていくと「一箱目で決めた収納に追加で入れたいおもちゃ」が出てきてしまいます。
その結果、せっかく整えた収納がすぐに乱れてしまうのです。
👉 ポイントは、仕分けをしている間はまだ収納を決めないこと。
家中すべてのおもちゃの仕分けが終わるまで、とりあえず元の箱や棚に戻すだけにしておきましょう。
「では、収納はいつ決めるの?」
それについては、後ほど説明します。
④適正量に減らす
仕分けを終えても、まだ収納がいっぱいならさらに減らす必要があります。
目安は収納の7割に収まる量。スカスカに感じるくらいがベストです。
一度では決めきれなかったおもちゃも、二回、三回と仕分けをすることで、「やっぱり要らない」と判断できることが多いので、ここでさらに減らしていきます。
収納の7割の実例
出張片付けサポートで伺ったお客様の例で説明すると、100%がこちらの状態↓
片付けが終わり収納スペースに対しておもちゃの量が70%になった状態↓
⑤収納を決める
家中のおもちゃの仕分けが終わったらいよいよ収納を決めます。
収納を決める手順
元の場所に戻してあった「子どものお気に入り」おもちゃも中で、更に「今いちばん夢中で遊んでいるもの」を一番取りやすい場所へ収納します。
二番手・三番手のおもちゃは空いたスペースに入れます。
この順番で収納すれば、子どもが自然と使いやすく、戻しやすい収納になります。
以上が①大量のおもちゃを適正量に減らす片付けが終わりです。
大事なのは「収納」より「仕分け」
お気づきかもしれませんが、収納自体はとても簡単です。
本当に大変なのは、仕分けの作業。
ここをしっかりやらないと、結局すぐに散らかってしまいます。
だからこそ、まずは時間をかけて仕分けをしてください。
② 毎日のおもちゃの片付け
①で適正量まで減らせば、毎日の片付けはグッと楽になります。
やることはシンプル。
「夕飯前」「寝る前」など生活の区切りごとに、おもちゃを片付けさせる習慣をつけることです。
子どもに片付けを習慣づける工夫
しかし実際には、まだまだ遊びたくて「片付けたくない!」とぐずる子がほとんどではないでしょうか?
そこで、我が家で効果的だった方法を紹介します。
1. ご褒美作戦
我が家では「片付けができたらゲーム30分」というルールを決めていました。
ポイントは 親がルールを破らないこと。
泣かれたりぐずられても、片付けなければご褒美はなし!ここは徹底しました。
2. 思いきり褒める・感謝する
「片付けてくれて助かる!」「昨日より早くできたね!」と大げさなくらい褒めると、子どもはどんどんやる気を出します。
褒め言葉は毎日、何度でも伝えてOKです。
3. 簡単に片付けられる仕組みにする
- 種類ごとに分けなくていい、ザックリ収納
- フタのないボックスにポイッと入れるだけ
- どうしても嫌がる子には「部屋の端に寄せるだけ」でもOK
大人の「きれいに片付けたい」は封印。
とにかく子どもが楽に簡単に片付けられる仕組みにしてあげましょう。
※我が家のおもちゃ収納です。ざっくり収納、フタのないボックスです。
ご褒美で釣るのは悪くない
「ご褒美で釣るのは良くない」と聞くこともありますが、私はOKだと思います。
大人だって「片付けたらスイーツを食べよう♪」など、自分にご褒美を与えていますよね。
ご褒美をうまく使って「片付け=楽しいことが待っている」と習慣づければ、
小学生になるころには自然と片付けられるようになります。
まとめ
- おもちゃの片付けは「大量に減らす片付け」と「毎日の片付け」の2種類。
- 大事なのは収納よりも「仕分け」。
- ご褒美や褒め言葉、簡単な仕組みを取り入れると習慣化できる。
最初から完璧にやらなくても大丈夫。
まずは一箱だけでも出して仕分けてみてください。
「これならできるかも!」と思えたら、それが第一歩です。応援しています!
おもちゃの片付けを動画で学びたい方へ
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講師プロフィール
鈴木紀子(すずのり)
- おもちゃの片付け講師・お支度ボード講師
- 整理収納アドバイザー・整理収納教育士
- 小学生2人のママ(埼玉県在住)
- 元オンワード樫山デザイナー
- パーソナルスタイリストとして起業し、片付けサポートも開始
- 訪問・オンライン・講座あわせて120件以上の実績

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