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おもちゃの片付け方・収納術

おもちゃの片付けは2種類ある!これ知らないと片付かない

少ないおもちゃは子供の能力をぐんぐん伸ばす!

おもちゃの片付け講師の”すずのり”です。

 

おもちゃの片付けには2種類あることをご存知でしょうか?

これについてあまり知られていないので、本日は詳しく説明します。

2種類の片付けとは?

1種類目:大量のおもちゃを適正量に減らす片付け

2種類目:毎日のおもちゃの片付け

大量のおもちゃを適正量に減らす片付けとは

では1種類目の大量のおもちゃを適正量に減らす片付けについて説明します。

 

多くのママはおもちゃが大量にある、部屋中に散らかっている、収納スペースにギュウギュウに詰め込まれている、片付けても片付けない!と悩んでいます。

 

また、このような状態では子供に片付けなさいと言っても、おもちゃが多すぎて子供には片付けられません。

 

 

なのでおもちゃが大量にある場合は1種類目の大量のおもちゃを適正量に減らす片付けをしてください。

 

では片付ける手順を説明します。

片付ける手順

➀収納スペースからおもちゃを全部出す

理想は「家中のおもちゃ全てを一ヵ所に集める」ですが、これは片付けが苦手な方にはにとても大変なことです。

 

ではどうするかというと、一箱の中のおもちゃを全部出す、棚の一段の中のおもちゃを全部出す、一ヵ所にあるおもちゃを全部出す、というように狭い範囲を全部出すことをお薦めします。

 

我が家のおもちゃ棚を例に説明します。

一箱の中のおもちゃを全部出す例↓

 

一箱の中身を全部だしています。

 

次に棚の一段の中のおもちゃを全部出す例↓

 

 

➁全部出したおもちゃを仕分ける

  1. 子供のお気に入りのおもちゃ
  2. 捨てるか迷うおもちゃ
  3. 捨てるおもちゃ

この3つのグループに仕分けます。

 

③元の場所に戻す

「子供のお気に入りのおもちゃだけ」をとりあえず元の収納に戻します。

 

このときのポイントは、何も考えずにただ元の収納に戻してください。

一箱のおもちゃ箱を仕分けたらそのおもちゃ箱に戻す。棚の一段を仕分けたらその棚に戻す。

 

きれいに収納する、分類して収納する、といったことは考えないでただ元の箱や棚に戻してください。

 

すると収納の中には子供のお気に入りのおもちゃだけになります。

 

この作業を家にある全てのおもちゃ箱、おもちゃ棚、おもちゃスペースでおこないます。

これが仕分けです。

 

まずは家中の全てのおもちゃを①②③の手順で仕分け終わらせてください。

これをみんな知らない!

実はこの「家中の全てのおもちゃを①②③の手順で仕分け終わらせる」を知らないママが多いです!

 

よくやってしまうのは、一箱の仕分けが終わった段階で正確に収納を決めてしまうこと。

 

これをすると、次の箱を仕分けていると、前に決めた収納に入れるおもちゃがでてきてしまった場合、前に決めた収納に1つまた1つと入れることになります。

 

するとせっかくきれいに整えた収納が乱れてしまいます。

 

なので一箱づつ仕分けをしている段階では収納はまだ決めないで、元の箱に戻すだけにしてください。

 

では収納はいつ決めるの?

これについては後ほど説明します。

 

④適正量に減らす

家中の全てのおもちゃの仕分けが終わり「子供のお気に入りのおもちゃ」をとりあえず元の収納に戻した段階で、収納に対しておもちゃを約70%まで減らせていたら④はとばして⑤にいってください。

 

③まで終わってもまだおもちゃ箱や棚にたくさんのおもちゃが入っている場合は④の適正量に減らします作業をします。

適正量とは

おもちゃの適正量とは、お家にあるおもちゃ収納スペース(おもちゃ箱や棚など)におもちゃが70%収まっている状態がお薦めです。

 

収納スペースにモノが隙間なくギュウギュウに詰まっている状態を100%とします。

70%というのは収納スペースに余裕があると感じられたり、モノが置いていない場所もある、といった感覚です。

 

出張片付けサポートで伺ったお客様の例で説明すると、100%がこちらの状態↓

 

片付けが終わり収納スペースに対しておもちゃの量が70%になった状態↓

適正量に減らす手順

では適正量に減らす手順を説明します。

 

とりあえず元に戻したおもちゃを再度全部出して仕分けます。

仕分け方は

  1. 子供の好きなおもちゃ
  2. 子供が好きなおもちゃだけど、再度確認したらそれ程でもなかったおもちゃ

 

なぜもう一度全部出して仕分けをするかと言うと、一度目の仕分けでは判断が難しいおもちゃが残ってしまい減らしきれまえん。

 

しかし二回目の仕分けでは「やっぱりいらない」「やっぱり子供はそんなに好きじゃないな」と思い直すことができ、おもちゃを減らすことができます。

 

再度仕分けた子供の好きなおもちゃはそのまま元のおもちゃ箱に戻します。

 

⑤収納を決める

家中のおもちゃの仕分けが終わったらいよいよ収納を決めます。

収納を決める手順

おもちゃ箱や棚には子供がお気に入りのおもちゃがザックリ入っている状態です。

 

それを全部だします。この時は一箱づつではなく家中のおもちゃを一ヵ所に全部集めます。

 

おそらく子供のお気に入りのおもちゃしか残っていないので、量はそれほど多くはないです。

 

その中から子供が今夢中になって遊んでいるおもちゃを選び、一番取り出しやすい場所に収納します。

 

次に二番手三番手のおもちゃを空いたスペースに収納します。

 

これでおもちゃの片付けの1種類目である大量のおもちゃを適正量に減らす片付け方は終わりです。

収納は簡単。大事なのは仕分け!

お気づきの方もいると思いますが、収納はとても簡単にできます。

 

問題は仕分け。

仕分けは整理とも言いますが、この仕分けが大変ですし時間もかかります。

 

しかし家中のおもちゃの仕分けをしないで収納を決めてしまうと、必ず散らかります。

 

家に大量のおもちゃがあって散らかる!片付けない!というママはまずは時間をかけて仕分けをしてください。

2種類目の毎日のおもちゃの片付け

2種類目の毎日のおもちゃの片付けについて説明します。

 

1種類目の片付けで適正量に減らしているので毎日の片付けは簡単です。

毎日の片付けの手順

夕飯前、寝る前、など生活の区切りごとに子供におもちゃを片付けさせる。

子供に毎日片付けさせるのが難しい

前述のようにおもちゃは適正量に減っているので子供がどんなに散らかしても片付けるのは簡単です。

 

問題は子供に毎日片付けをしてもらうことです。

 

我が家の子供達の例では遊びに夢中で片付けは全然しない。片付けが面倒臭いのでおもちゃは出しっぱなし。機嫌が悪いとぐずって片付けない。

このように子供に毎日片付けをしてもらうのは本当に大変なことでした。

 

そこでどうしたら子供が毎日片付けをしてくれるか試行錯誤してきました。

その中で我が家で効果的だった方法を紹介します。

➀ご褒美作戦!

子供達が保育園幼稚園のころは、夕飯を食べ終わりおもちゃを片付けて寝るまでの支度が全て終わったら30分間ゲームやタブレッドをして良いというルールでした。

 

つまり30分のゲームがご褒美です。これを毎日していました。

やってはいけないご褒美作戦とは?

ここでNGなのが、決めたルールを親が変えてしまうこと。

 

おもちゃを片付けていないのに「ゲームをやりたい」とぐずったり泣いたりするから仕方なくやらせてしまう。

というように親がルールをやぶってしまうことがあります。

 

これをすると子供はぐずればママはゲームをやらせてくれると学習し、ぐずりを繰り返すようになりおもちゃを片付けなくなります。

ぐずって片付けたくないと言われたらどうする?

ではぐずったり面倒臭がって片付けなかった時の我が家の対処法を説明します。

 

それはどんなにぐずっても片付けなければゲームはやらせませんでした。

 

または「ママも一緒に片付けるから頑張ろうね!」と言って私も一緒に片付けました。

 

大事なのは大人が子供のぐずりや抵抗に負けない強い意思をもって子供に毎日片付けさせること。

時にはママも一緒に片付けてあげてよいので遊んだモノは自分で片付けるという意識をもたせること。

 

そして片付け終わったらご褒美を与える、片付けをしたら楽しいことがあるよ、と認識させること。

ご褒美で釣るのは良くないです

ご褒美で釣るのは良くない、とも聞きますが私は全然OKだと思います。

 

なぜなら子供はご褒美が無ければ片付けないからです。

 

もちろん気が向けばご褒美が無くても片付けてくれるかもしれませんが、毎日の片付けとなるとそうはいきません。

片付けは子供にとっては面倒臭いだけなので。

 

なのでご褒美作戦を使ってでも片付けが終われば楽しいことが待っていると思える状態にすれば子供は片付けてくれるようになります。

 

そして遊び終わったら片付けをすることを毎日繰り返すことでそれが習慣になり、小学生になるとご褒美が無くても片付けられるようになります!

大人だってご褒美がないと片付けない

大人も片付け終わったら自分へのご褒美を与えていませんか?

 

面倒臭い片付けが終わったらコンビニスイーツ買おう♪

片付けを頑張ったのだから、終わったら自分の好きなことをやろう♪

といった感じで自分へご褒美を与えていませんか?

 

大人も知らず知らずご褒美作戦をしているのですから子供はダメ、というのはおかしい話です。

➁思いっきり褒める!感謝を伝える!

私は子供を褒めまくってやる気を引き出す教育方針をしています。

これは片付けに関しても同じ。

 

片付け始めたら「わー!片付けてくれるの!ありがとね!」

片付けてる途中では「ぬいぐるみをここにしまってくれたんだね!ありがとね!」

片付け終わったら「わー!こんなに早く片付けられたんだ!さすがだね!」

 

というように大げさなくらい褒めてあげたり感謝を伝えると子供はどんどんやる気がでて「片付けよう!」という気持ちになります。

 

私はこのように褒めていました↓

メリーちゃんを箱に入れられたね!凄いね!ママ助かるよ!

昨日よりも早く片付けられて凄いね!

さすが片付け名人!

 

この「褒める、感謝する」は毎日伝えてください。何回も伝えてください。同じ言葉でも構いません。図に乗るくらい思いっきり褒めてあげてください。

 

子供はママに褒められることでモチベーションが上がりますし、私は片付けを通して子供を褒めまくり自己肯定感を高めていきました。

③簡単な片付け方や収納方法にする

毎日の片付けがとても大変な作業だと子供はやりません。

なので簡単な片付け方や収納方法にしてあげてください。

 

簡単な片付け方や収納方法とは

◇種類ごとに分けて片付けさせない。ザックリ収納でOK!

分けて片付けることは子供にはハードルが高いので薦めしません。

 

◇ポイっと投げ込めば片付くボックス収納

蓋付きのボックスは蓋を開けなければなりません。引き出し式のボックスも引き出しを出さなければ片付けられません。

この一手間が子供には面倒臭いのでお薦めしません。

 

◇部屋の端に寄せるだけでOK!

ボックスに入れるのも面倒と感じるお子さんにはおもちゃを部屋の端に寄せるだけでもOK、といった簡単なルールにすると良いでしょう。

 

◇きれいに片付けさせない!

きれいに並べて収納させる、きれいに種類別に分けて片付けさせる、というような大人がきれいと思う片付け方や収納方法は子供にはハードルが高いのでお薦めしません。

 

このように片付け方を簡単にしてあげると、毎日の片付けも進んでしてくれるようになります。

 

以上が子供に毎日片付けをしてもらう方法でした。

 

*****

いかがだったでしょうか?

このやり方は難しい、私にはできない、と思うママもいるかもしれません。

 

しかしまずは出来ることからやってみてください。

少しでも手を動かすことで「私にもでもできるかも!」と希望が見えてきます。

頑張ってください。応援しています!

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鈴木紀子(すずのり)

おもちゃの片付け講師・お支度ボード講師。

整理収納アドバイザー・整理収納教育士。

2人の小学生のママ。埼玉県在住。

 

元オンワード樫山デザイナー。

パーソナルスタイリストとして起業。

同時期に片付けサポートも開始。

 

2020年1月おもちゃ専門の片付け講師の活動開始。

2021年3月お支度ボード講師の活動開始。

 

訪問サポート、オンラインサポート、講座合わせて120件以上の実績。

Category : おもちゃの片付け方・収納術
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